学童さ声

学童さ声とはのどの奥にある声を出す左右の声帯に節（ふし）のようなものができたり声帯が炎症（赤く腫れること）をおこす病気です。小学生以下のお子さんにおこります。

この病気になると声がかすれたり、長時間話すのがつらくなったりします。

原因は声の出し過ぎで夏休みといった長期休暇に入ると改善して、新学期に入るとまた悪化するという経過になりやすいです。

治療は声の安静を保つことですが、手術というのはお子さんでもあり声帯に節があっても行わず、成長とともに声がれの改善するのを待つのが一般的です。

小学生の高学年から中学生にかけての男の子については声変わりの時期の可能性もあります。

日常生活ではかぜ気味だったり、のどが痛かったりするときは声帯に炎症（赤く腫れること）があって声がれが悪化しやすいので早めに耳鼻科を受診してのどのコンディションを整えてあげるようにしましょう。

声がれがつらければ声帯の炎症を改善させるためにまめにのどに薬の入った蒸気を吸入する治療（ネブライザー）を受ける方法もあります。