外耳炎
外耳炎とは、外耳がばい菌により腫れたり、赤くなる病気です。多くの場合、耳掃除や爪で外耳を傷つけることで起こります。
痛み、かゆみ、耳だれ、耳のつまった感じ、耳鳴り、聞こえにくいといった症状があります。耳の下のリンパ節も腫れて押すと痛いということもあります。
炎症を抑える軟膏や点耳薬で治療します。ひどい時には抗生物質を飲む必要があることもあります。
耳そうじをしょっちゅうしてしまう方は多いのですが、耳垢は自然に排出されるため頻回の掃除はむしろ耳の皮膚を傷つけて外耳炎の原因になってしまいます。
耳掃除は、耳かきでも綿棒でも、できるだけしないように、するにしても月1~2回にしましょう。
しょっちゅう耳掃除をしていた方は最初耳掃除を辞めるとかゆみでいじりたくなってしまうのですが、そこを1-2週間我慢していただくとだいぶ楽になるはずです。まずは2週間、場合によってはかゆみ止めの内服薬を使ったり、冷やしていただきながらいじらない習慣を作ることが大事です。