声帯結節

声帯結節（せいたいけっせつ）とはのどの奥にある声を出す左右の声帯に節（ふし）のようなものができる病気です。歌手、教師、保育士といった声をよく使う職業の方によくおこります。

この病気になると声がかすれたり、長時間話すのがつらくなったりします。

治療は声の安静を保つことです。仕事で声を酷使したら声の調子がもどるまでプライベートでは沈黙を守ることが大切です。電話は大声で長話になりやすいのでプライベートではメールで代用する。家では筆談で過ごすといった対策をとられるといいと思います。

特にかぜ気味だったり、のどが痛かったりするときは声帯に炎症（赤く腫れること）があると悪化しやすいので早めに耳鼻科を受診してのどのコンディションを整えるようにしましょう。

声のかすれが非常につらければ手術という方法もあります。

この病気自体はガンになったりする心配はありませんが、気を付けたいのがのどのガンが潜んでいることがあることです。特にタバコを吸われている方は要注意です。

声を使ってる仕事をしてるから「声がれは声帯結節のせい」と自己診断しないようにしましょう。