嗅覚障害
嗅覚障害というのは匂いがしにくくなる、あるいは全く匂いがしない病気です。
原因不明の場合もありますが、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎や急性鼻炎といった鼻の病気でおこることも多いです。これらの病気でおこる場合は鼻の奥にある匂いを感じる細胞の手前にある粘膜が腫れて匂いが鼻の奥まで届きにくくなることが原因です。
治療は鼻の粘膜の腫れをひかせたり、抗生物質をのんだりといった原因になる病気を治していくことで匂いの回復を図ります。
原因不明の場合は、ステロイド入りの点鼻薬を鼻から嗅裂に向かって差してもらったり、漢方を試していただいたりします。においのない期間が長くなると臭いは戻りにくくなりますので早めに耳鼻咽喉科で相談してみましょう。