口臭

口臭でお悩みの方は結構多いです。

まず思いつくのが歯の病気ですが、歯槽膿漏（しそうのうろう：医学的には歯周病（ししゅうびょうと言います））や虫歯がなくても実は口臭はおこります。

口は食道や胃といった「食べ物の通り道（消化管：しょうかかん）」や鼻やのどといった「息の通り道（気道：きどう）」に含まれています。

そのため消化管や気道に病気（ガンを含む）があっても口臭がおこるのです。

消化管の病気としては食道や胃やさらに関連した内臓として肝臓の病気や全身と関連して糖尿病があげられます。

気道の病気としては気管や肺、さらにのどや鼻が原因としてあげられます。

「のど」でいうと、慢性扁桃炎が原因としてあげられます。口を開けると奥にぼつぼつした扁桃がありますがそこに白い米粒のようなものができるとのどの違和感や口臭が気になりやすいです。

また「鼻」では「副鼻腔炎（ふくびくうえん）」、いわゆる「ちくのう症」です。鼻づまりや色のついた鼻水が出る、鼻がのどにおりる感じがある、頭痛がする、上の歯が浮いたような感じがする、目の奥やおでこが痛い、頭が重い感じがするなどは副鼻腔炎の症状である可能性があります。

思い当たる方は一度耳鼻科で相談してみましょう。