のどのガン
のどのガンには大きく分けて二つあります。
一つは咽頭(いんとう)ガン、もう一つは喉頭(こうとう)ガンです。
のどは大きく分けると口から順に咽頭、喉頭と続き、食道へと続きます。
のどは息の通り道と食べ物の通り道を兼ねていますので、いろんな症状がおきてきます。
息の通り道の部分では声がれ、息のしにくさ(呼吸困難)、血痰(けったん:痰に血が混ざること)、食べ物の通り道では飲み込みにくさ、他にのどの痛みや違和感といったものもあります。
のどのガンの怖いのは喉頭ガンの一部を除いて症状があまり気にならないものばかりなので見つかりにくく、進行ガンの状態になっていることが多い点です。
進行ガンで見つかると手術や抗がん剤や放射線を組み合わせていく治療になりますが、非常に治りにくいです。
しかも声を出す声帯(せいたい)のそばに大きくできていると声を出す部分を切り取らなければいけないので、手術をしたら一生声が出せなくなることもあります。
のどのガンはヘビースモーカーやヘビードリンカーの方に多いのでそういった方で声枯れや咽頭痛がある方は早めに耳鼻科を受診することをお勧めします。